競技スポーツにおいて、勝つことは大切です。
高い目標を掲げ、勝利を目指して努力するからこそ、人は自分の限界を超え、大きく成長することができます。
しかし、人財教育家として私が大切にしているのは、勝利そのものを人財育成のゴールにしないことです。
中村学園高等学校剣道部との関わりの中でも、大切にしてきたのは、
自分を信じること。 仲間を信じること。 苦しいときにも、自ら心を整えること。 そして、目標に向かって自ら考え、挑戦することです。
試合では、自分の思い通りにならないことが起こります。
不安になることもあれば、失敗することもある。 努力しても、必ず望んだ結果が得られるとは限りません。
だからこそ大切なのは、結果だけに心を奪われるのではなく、
「今、自分にできることは何か」
へ意識を戻す力です。
心の状態を整え、自分の力を信じ、目の前の一本に集中する。
そして、自分だけでなく、共に努力してきた仲間の存在を信じる。
その積み重ねによって、競技者としての強さだけではなく、一人の人間としての強さも育っていきます。
私は、人財育成の成果とは、優勝や勝敗だけで測れるものではないと考えています。
目標へ向かう過程で、
主体性を身につける。 自分の可能性を信じられるようになる。 仲間を大切にできるようになる。 失敗しても、もう一度立ち上がれるようになる。
その力は、競技を離れ、社会に出たあとも、その人の人生を支え続けます。
勝つことの、その先へ。
競技を通じて、自ら未来を切り拓くことのできる人へ。
中村学園高等学校剣道部との取り組みは、私が目指す「人間的成功につながる人財育成」を体現する現場の一つです。
